小さなお葬式で叔母の火葬式を行いました
一月ほど前に叔母が他界し、火葬式に参加をしてきました。
叔母は随分と偏屈な人で自分が死んだら通夜や葬式は一切行わず、火葬だけを行ってくれと遺言にまで残していたそうです。
何故そこまで葬儀を嫌ったのかは分かりませんが、遺言に遺されるまででは葬儀をするわけにもいかないかと故人の主張に従って火葬のみを行うことになったと聞いています。
叔父やいとこ達が選んだ小さなお葬式という葬儀会社が用意してくれた専用の安置室で寝かされた叔母は、化粧を施してもらったようで随分と綺麗な顔をしていました。
長いこと病気で苦しんで化粧をする余裕もなくずっと病気と戦い続けていたことを知っていただけに綺麗にしてもらえていたことが嬉しく思いました。
葬儀を行わない代わりにのお別れがしたい人のためにと3日ほど安置させてもらい、生前叔母と親交があった人達が多く訪れていました。
葬儀をやらないなんて、と最初は思っていたのですが、叔母を囲んで楽しそうに昔話をしている様子を見て、叔母は少しでも長く一緒にいる時間を作りたかったのかなと思っています。
葬儀をするとどうしても一人引き離されてしまう形になりますから、それが辛かったのかもしれません。
火葬は親族のみということで私も参加させてもらいましたが、小さなお葬式では最後まで丁寧にサービスを行ってくれていたので叔父達も見送ることだけに集中出来ていたように思いました。
もし自分がいつか亡くなった時は、小さなお葬式に任せたいなと思いました。